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2022-10

40. 終戦の、本当の終わりは

2022-05-31

Category :♦思うこと、感じたこと。

 つくづく、戦争によるひとへのダメージとは深いものがある。

 令和4年の5月末。
 世界が「戦争犯罪」という言葉に様々な反応をしているなかの、とある話。

 北海道の海の、とある位置にて。
 観光船が沈む事件が起きた。
 
  その「とある位置」には、過去の戦争にて命を落としたたくさんの魂が眠っている。
 その当時は、戦争目下ということもあり骨を拾ってくれるなんてこともなく。
 家族には、紙一枚の知らせで、それは「終わった」ことにされてしまう。
 しかし、家族にとっては到底「終わった話」になることはなく。
 そこに続くのは、紙一枚への悲しみと怒り。

 そして、現在。
 家族は思い出す。
 なんの関係もない、同じ場所で起こった事件を聞くことで。
 海に沈みし、戦争の犠牲となった魂を。

 ──そう。消えるなんてことはないのだ。

 戦争により傷を負った心は、ほんの少しのことでも簡単に、無関係に思えることとも繋ぎ合わせることができ、思い出す。
 当時のことを鮮明に思い出し、怒りや悲しみは
「憎悪」という、より強い感情になるひとも多くいる。
 その憎悪は、きっと「忘れる」ことは求めていない。どんなに暗い、重い感情なれど。
 時の波の中でもひとは想い、伝えていく。
 
 ──忘れるな。戦地に赴き、殺し殺され、最後には無残に散りし我らの魂を。
 こんな想いを繰り返すことを、決して許すな。


 きっと、海の底からそう訴えていることだろう。
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月凪あゆむ

Author:月凪あゆむ
現在は、エッセイ「思うこと、感じたこと。」が一番続いてます。(でも不定期)

二人、兄がいますが。二人とも知的発達障がい者です。年齢的にはいい大人ですが、脳年齢的には子どもです。私は「統合失調症」という精神疾患の持ち主となりました。
よろしくお願いします。

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